蛭ヶ岳登山計画

神奈川県の標高最高地点である丹沢山系の最高峰「蛭ヶ岳」。

 大山のいかにも「山」というシルエットの近くにある、登山者にはお馴染みな「蛭ヶ岳」。

 初心者には敷居が高く感じるので、WEBを活用して最短ルートもしくは登りやすいルートを検索し春先の登山計画を練ることにする。

 まず日帰りが前提の私にとって蛭ヶ岳はそう簡単には制覇できなそうな山であることは間違えない。近隣では「大山」「高尾山」「三ノ塔」くらいしか登山経験がない。

 神奈川県の北西と山梨県と接する位置に連なる蛭ケ岳丹沢山などの山並みを丹沢山地という。登山者に人気のある蛭ケ岳登山コースを調べてみた。ここ丹沢山地は、登山口がたくさんあり、様々な縦走登山を楽しむことができる。

 蛭ヶ岳丹沢山地のほぼ中央にある標高1673mの山で、丹沢山地の最高峰である。丹沢大山国定公園に属している。天気が良ければ頂上から富士山や南アルプスの山々、八ヶ岳秩父連峰などの山々を一望することができ、近年多くの登山者が訪れる人気の山だ。日本百名山には、隣の丹沢山が選定されている。なぜ、最高峰でないのか、深田久弥の著書によると、この蛭ケ岳を含む丹沢山塊をひとつの山と捉えて選定したことがわかる。

 蛭ケ岳の有る丹沢山地は、東西約40キロメートル、南北約20キロメートルに及び、神奈川県の面積の約6分の1を占める関東山地の一部を構成している。丹沢山地の大部分は、丹沢大山国立公園と神奈川県立丹沢大山自然公園に指定されている。北には相模湖、南には丹沢湖があり風光明媚な観光地に位置している。

 蛭ケ岳丹沢山地の南北に連なる丹沢主脈の中心に位置する奥深い山。丹沢主脈から丹沢山峰や丹沢主稜、天王寺尾根、長尾尾根などが支尾根として分岐し、さらに支尾根が続いている。周囲のどこからでも主峰蛭ケ岳に登頂することができる。そのうち、最も一般的で多くの登山者が訪れる大倉バス停からのルートでも約12kmで、標準歩行時間は約7時間。標準歩行時間が最短の登山口でも蛭ケ岳山頂まで4時間35分、蛭ケ岳は簡単に登れる山ではない。

 蛭ケ岳への日帰り登山が可能なコースとして、青根登山口から林道を上り、八丁坂ノ頭分岐の手前の路肩に車を停められれば、蛭ヶ岳へ4時間35分で一般登山道では最短。また、塩水橋から天王寺尾根に取付き、丹沢山を経由して蛭ヶ岳へ登る縦走コースがあるが、こちらは2019年に発生した台風の影響で通行止めなり現在は利用不可となっている。

 最短ルートの登山ルート

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東野(青根)登山口から八丁坂の頭分岐で丹沢主脈に取り付く。黍殻山、地蔵平、蛭ケ岳に向かうルート。歩行距離9.2km、歩行時間約5時間40分のコース。往復約9時間50分のロングな日帰り可能コース。また、青根から林道を上り、八丁坂ノ頭分岐手前の路肩に停められれば、歩行距離6.2km歩、行時間約4時間40分で、蛭ケ岳登山ルート最短の往復歩行時間7時間50分となり初心者でも日帰りが可能となる。

 冬場は積雪もあるので断念せざるおえないので、4月になったら、青根からの最短ルートをつかい攻略しようと思う。