大山登山 伊勢原

f:id:grotry:20200205200819j:image大山(おおやま)は、神奈川県伊勢原市秦野市厚木市境にある標高1,252mの山。
丹沢大山国定公園に属し、神奈川県有数の観光地のひとつで日本三百名山や関東百名山のひとつ。別名「雨降山」。なぜ雨降山と呼ばれるかというと、山頂に年中水のしたたっている霊木があるからだ。 

 1月3日晴れ。まずスタートとなる参道。伊勢原市営大山第2駐車場から大山ケーブル駅に向かって舗装された道を歩いていくと最初に通るのが『こま参道』

ここから362段ある階段を上って大山ケーブル駅に向かう。こま参道を抜けると大山ケーブル駅
 ここからは、標高差260m上にある阿夫利神社駅まで一気にケーブルカーで上がって行く。(時間にして約6分)

ケーブルカーは土・日・祝日は9:00~17:00まで営業 20分間隔で運行
 ケーブルカーは使わずに全行程歩きたい!という元気な方は、同じ区間を歩いて登ることもできる。山に向かって右側が男坂、左手が女坂。女坂の途中には大山寺がある。

 男坂は、看板に「きつーい男坂」と書かれているだけあり、急勾配に段差の大きい石段が続く。大山阿夫利神社下社までは約35分。女坂も急階段が多く、上り下りとも足元に注意が必要。足腰にあまり自信のない方や小さなお子様連れの場合、無理せずケーブルカーを利用したほうが無難。

 下社拝殿まであと少し。阿夫利神社は頂上にある本社と登山口にある下社の2つからなっている。
本社は建物が小さく頂上までいくには山道なので、観光に来る人たちは下社がメイン。

 頂上までいかなくても、こちら下社の眺めも素晴らしい。
晴れている日には江の島まで眺望できる。108段の階段を上った疲れも吹き飛ぶ。 

 登山道の入口は阿夫利神社下社の横にある。また、下社拝殿の地下には大山名水が湧き出る神泉があります。パワースポットとしても有名な場所。

いよいよ山道ハイキングのスタート。神社の左奥から登山道に入ると、急な傾斜の階段があらわれる。

登山道はこの階段からスタート。
後ろを見ると怖くなるので、ひたすら前を向いて上るのしかない。

階段を上りきると、もう景色はすっかり山の中!ここから、本格的な山道を登って行く。

阿夫利神社下社から山頂までのルートは2ルートあり、今回は本坂を通るルートで行くことに。

このルートは平坦な道がほとんどなく、ひたすら上へ上へと登っていく。岩場も多いので、手がつけるように、軍手や手袋を持って行くのがおすすめ。

登山道には、ところどころに○○丁目という標識が出ている。頂上が28丁目なので、今どのあたりなのか目安に登る。なお、ハイペースで歩くとすぐに疲れてしまうので、ゆっくりとしたペースを保つのがおすすめ。道中には、“夫婦杉”という樹齢500~600年の木や、“天狗の鼻突岩”という穴が空いた岩がある。また、20丁目には“富士見台”と呼ばれる、富士山の絶景スポットも見応え十分だ。

鹿除けの柵があるところを過ぎ、階段と鳥居をくぐればついにゴール。

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標高1252m、ついに大山の山頂に到着!相模湾や富士山、東京方面や房総半島までぐるりと見渡せる絶景は大山登山の醍醐味。大山阿夫利神社の山頂本社や売店などがあり、大パノラマを眼下に食事や休憩を楽しむことが可能。本社には主祭神である山の神様「大山祗大神」のほか、前社には水の神様「髙おかみ神」が、奥社には雷神様「大雷大神」が祀られている。

 時間にすると、こま参道の入り口からスタートして往復3時間くらいで休みの日にちょっと散歩に行く感覚で充分楽しめる。運動不足解消には十分すぎる山登りであった。


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